2023年3月の【住宅ローン金利一覧表】

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2023年3月金利表
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変動金利を引き下げる動きも出ており、変動金利は今後も据え置きか、若干下落が予想される。
フラット35の金利は10年国債金利との連動性が高いといわれる。市場金利については、世界的な金利上昇により、日本の市場金利も上昇する可能性が指摘されており、当面は横ばいか、上昇していくと見られる。
住宅ローンの固定金利のベースとなる、市場金利(10年国債)の動向としては
米国で起きている急激なインフレ対策として、米連邦準備理事会(FRB)は、2022年の間、政策金利(FF金利)の段階的な引き上げを行なっていた。

2023年1月31日〜2月1日に行われた連邦公開市場委員会(FOMC)では、現状の誘導目標である4.25〜4.50%から、0.25ポイント引き上げることを決定。昨年の利上げペースは0.5%だったのだが、インフレの鈍化の兆しが見えていることから、利上げは続くものの通常の利上げ幅に戻しつつある。
日本の長期金利(10年国債)はというと、米国の金利上昇を横目に、これまでは継続的な指値オペによって±0.25%の低金利が維持されていた。しかし、2022年12月20日、日銀は金利上昇に向けての政策変更を発表。容認できる金利変動幅を±0.5%にするとした。

この発言が実質的な利上げと取られ、日本の長期金利もこの日を境に上昇し、0.5%付近まで上がった。2023年1月以降の住宅ローン固定金利はこの影響を受けて軒並み上昇している。なお、2023年2月15日現在の市場金利(10年国債利回り)は0.500%だ。
なお、2月14日、政府は国会に、次期日銀総裁に経済学者の植田和男氏を提示。サプライズ人事となったが、植田氏は現職黒田総裁の金融緩和政策を継続する方針と見られており、急激な金利引き上げに対して慎重な姿勢を見せている。
そのため、今後の住宅ローンへの急激な影響は少ないという見方が濃厚となった。

以上のことから、2023年3月の住宅ローン金利は、

・変動金利は、ほぼ横ばいか若干引き上げ
・固定金利と長期金利は、やや引き下げ

という動きになりそうだ。

住宅ローンは銀行の収益の柱の1つとなっており、一定のボリュームを取りたいという銀行が多い。そのため、金融政策の引き締めが進んだとはいえ、当面は急激な金利上昇の可能性は低いと思われる。

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【参考】

改正結果概要は以下参照

令和4年度国土交通省税制改正概要(PDF形式)
https://www.mlit.go.jp/page/content/001445195.pdf

令和4年度住宅税制改正概要(PDF形式)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001447132.pdf

令和4年度税制改正における住宅ローン減税の延長 Q&A(PDF形式)
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001447133.pdf