ご入居者様へ
住まいに関するお役立ち情報
部屋の不具合や設備の故障などの入居中のトラブルをご紹介します。 トラブルを起こさないためには、日頃のお手入れが肝心ですが、それでも急なトラブルが起こってしまった時、ぜひ参考にして下さい。
ブレーカーがすぐ落ちる
ブレーカーが落ちるのはいくつかの電気製品を同時使用した時などの電力容量オーバー、もしくは漏電によるものです。
分電盤は、3つのブレーカーからなっています。どのブレーカーが落ちたのかを確認しましょう。
1.アンペアブレーカーが落ちている場合
全体の電力の使い過ぎです。使用中の電気器具の数を減らし、ブレーカーを上げてください。
2.漏電ブレーカーが落ちている場合
回路が漏電している可能性があります。
最寄りの電気管理会社に連絡し、点検してもらいましょう。
3.安全ブレーカーが落ちている場合
落ちた回路の電気器具の使い過ぎか、使用中の電気器具のショートが原因です。
系統のコンセントで使っている電気器具を切り、安全ブレーカーを上げてください。
電気器具も点検してみましょう。
エアコンが効かない
1.コンセントは差し込まれていますか?
2.室内機の操作部の電源は入っていますか?
3.室内機、室外機の吸い込み口や吹き出し口はふさがれていませんか?
4.フィルターが汚れていませんか?
以上のことを確認して、取扱説明書の内容も読んでみましょう。
蛇口から水が漏れる
パイプの先から水漏れする場合は、ケレップ(エスコマ)のコマパッキンの痛みが原因と考えられます。
1.自分の部屋の水道栓を完全に閉めます。
(集合住宅の場合は玄関横のパイプスペース内にあります)
2.スパナでナットを外します。
3.ハンドルを外しコマを新しいものと交換して下さい。
4.絞めなおして完了です。
(ナットを締めすぎるとハンドルが固くなります)
給湯器のお湯が出ない
給湯器のコンセントが差し込んであるか、給湯器下のバルブは開いているか確認してください。
それでも出ない場合は、最寄りのガス会社まで連絡して下さい。
ガスがつかなくなったら?
ガスメーターには、ガス器具の消し忘れや地震などの際にガスを自動遮断する機能として「マイコンメーター」が備わっています。
ガスがつかなくなったら、メーターボックス内のマイコンメーターを確認してください。赤いランプが点滅していたら、マイコンメーターが作動しています。
復旧方法は以下の通りです。
1.部屋のガス栓をすべて閉める。屋外の器具も忘れないように。
2.ガスメーターの復旧ボタンのキャップを外し、ボタンを奥まで押し込んですぐ離して下さい。
3.3分ほど待ち、赤いランプが消えていたら正常にガスが使えます。
排水溝・トイレが詰まった!
トイレが詰まったら、ラバーカップを使い、つまりを解消しましょう。
(ラバーカップはホームセンター、金物店で1,000円〜2,000円ぐらいで売られています)
ラバーカップを排水溝の部分をふさぐように押し沈めて、思い切り引っ張ります。
この作業を何度か繰り返します(排水が引き込まれるまで)。
バケツで、少しずつ、水を流してみてスムーズに流れれば、OKです。
※ラバーカップを使用するときは、まわりに新聞紙や雑巾などを敷きましょう。
※洗浄水を節約するために、ロータンクの中にペットボトルなどを入れると、故障の原因になるばかりでなく、汚水管がつまったり、浄化槽の機能が十分に果たせなくなるのでやめましょう。
結露が発生した
結露とは、暖かく湿った空気が冷たい物に触れたことによって空気中の水蒸気が水滴となって物の表面につく現象のことです。
屋外と屋内での温度差が大きな時に、暖かい部屋に含まれる水蒸気が冷たいガラスや壁に触れて温度が下がり水蒸気が水になるのです。
生活の中には水蒸気を発生するものはたくさんあります。
例えば、入浴や炊事、人の体からも水分は出ます。最近は加湿器を使用している方も多いよ思いますが、加湿器こそ室内の湿度を上げています。
このように、普通に生活をしているだけでも結露は発生してしまいます。結露を放置しておいたことによりカビが生えたなど、物件を傷めてしまうことは入居者の責任になります。
窓ガラスに付いた結露水は、拭き取ることが出来ますし、放って置いても乾燥してしまいますから大きな問題にはなりにくいのですが、壁の内部で結露してしまうと様々なトラブルを引き起こします。
カビの発生やクロスの剥がれから木材の腐れや金物の錆の発生の原因となり、シロアリの生息しやすい環境にもなります。
次のポイントによって、住まいを結露から守りましょう。
1.室温を上げすぎない
室温は、常時20度ぐらいが適当です。
室温が高いと、そのぶん室内の空気は多くの水蒸気を含むことになります。
2.換気スリーブを「開」にする
部屋に換気スリーブがある場合は「開」にしましょう。
とくに気密性の高いマンションではこまめに換気するようにしてください。
3.晴れた日は窓を開ける
晴天の時は、換気を充分に行いましょう。
4.室内に洗濯物を干さない
加湿器の使用も控える、浴槽の溜め湯などもしないなどして、湿気をできるだけ抑えましょう。
5.結露はすぐふき取る
結露による水滴に気づいたら、すぐにふき取るようにしましょう。
6.結露防止シートを利用する
市販の結露防水シートを窓ガラスに貼るのも、よい対処法のひとつです。
マンション・アパート内の騒音が気になる!
賃貸住宅で最も多いとされるトラブルが、生活する上での足音や話声、子供の泣き声などによる騒音。同じ建物に共同生活をしている訳ですから、木造はもちろん、鉄筋コンクリートのマンションであってもまったく騒音がないとは言い切れません。難しいのは、騒音の感じ方というものはかなり主観的なもの個人差があり、音を出している本人も騒音を出しているとは意識していない場合が多いことです。
我慢できないほど騒音が気になる場合、管理会社に間に入ってもらうのが一番です。騒音問題は非常にデリケートで、特にマンションは音が響きやすく四方八方に広がってしまうので、音の出所が上の階の人や隣の人とは限りません。勝手に決め付けて苦情を言っても気まずくなるだけです。相談する際は何日の何時から何時までどんな音がどのようにうるさかったかということを説明して下さい。音の出所を特定しやすくなり、早期解決に繋がります。
意識しないうちに自分が騒音を出しているという場合もあります。音楽などを聴く時は窓を閉める、深夜や早朝にスピーカーを鳴らさない、イスなどの脚には引きずり音防止材をつける、深夜の入浴や洗濯はしない、などに注意しましょう。